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在宅介護について


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汚い話で恐縮です。

母の認知症は要介護5です。
何とか在宅介護をしたいと思い
ここまで来ました。

そこにたどり着くまでは、
泣きたいときとか、
もうだめだ―と、
思うこともしばしばで
何回も心が折れてしまっています。

と言うのも、
体力的なことではなくて
医学の知識的なこと。

認知症ってわからないだけではなくて
脳の病気なので、
どんどん機能を奪っていくのです。

口腔ケアとか、
食事のバランス。
カロリーではなく栄養を取るだとか。

そういうことを知らないで
普通に生活していると、
どんどん忍び寄ってきて、
歯を悪くしたり、
肌を悪くしたり、、、

機能的低下は、
介護する私がうまくできるように
技術をアップしたりして、
なんとかしのげますが、

素人ではなかなか判断できない
床ずれは褥瘡というのですが、
寝たきりでなくても栄養が低下すると
あっという間に出来てしまう。

まずは出来ないように
観察と保護が必要になってくるのですが、
出来てしまったら、
湿潤療法の知識も必要になってくる。

口腔ケアは、
おいしく食事をするために必要で、
誤嚥した時に菌があると、
肺炎になってしまう。

そんなこんなで、、、
一般の在宅介護の人より、
狂信的に介護をがんばっている私です。

そんな勉強家の私ですが(笑)
もう私の知識を超えていると
大きく落ち込み、
泣きたくなる時があります。

もうだめか、、、と思うと
ふと、神のような存在が現れて、
ベストなキーワードを与えてくれる。

そして最近、、、
もうだめだと思っていた。
母の便秘。

母は便を漏らしたりしないので、
とても介護が楽、、、と言ってましたが。
便秘だからトイレでしているのです。

便は元気でないと放出できない。

最近体力が落ち、、
浣腸とかのレベルを超え、
摘便という、
掻き出さなくてはならないような
そんなおそろしい事態になりつつ、ある、、

浣腸は医療行為ですが、
家族はよいらしい。

イチジク浣腸のお客様相談室、、
バイトのおねいさんではないのだ!

研究を重ねたプロのような人が
細かい相談に的確に判断下さり、
こんな場合は!と受話器を持つと、
冷静に何度も教えて下さり、
アホな質問にも答えて下さる。

私はやがて技術者となり
ぴしっとドスっとうまくやっていたが、
摘便はちょっとおそろしい、、

近所の大きな病院の婦長さんの
技術をまじかで教わったりしましたが、

もう、、
これは私のような素人の域を超えているから
訪問看護さんにお頼りするしかない、、

でも頼むと、
ますます家を空けられなくなるが、
もう私にはできん、、、、

あああ、、、
もう私が介護する域を超えているなら、
私に見てもらう母、、
実はかわいそうかもしれない。
そんなことに迷う日々、

そんな時、
漢方を詳しく知る方に、
自分の健康不安と
今飲んでる漢方であってるか教えて頂き、
安心する。

そして話の中で、
暗い心を打ち明けたわけではないのに
母みたいな人には漢方いいかもと
教えて頂く。

そしてたまたま
漢方の使い手医師と出会い、
えええと思う漢方を処方して頂く。

そして、、、、
母はジャストフイットしたのか!
元気なものを産み落とすのでした、、、

心に暗いモヤモヤを抱えていましたが、
まだまだ家族で暮らせるみたいで、
すこし安心、、、安心、、、

アドバイスありがとうございます!!!

一安心していると、
母のかかとに直径3センチの水ぶくれ。

電気湯たんぽによる
低温やけどみたいです。

介護おそろしいです、、、

この巨大な水ぶくれをつぶそうと
針を焼きながら、
湿潤療法を学んだことを思いだす。

つぶさずそのままにして
浸出液で傷を治す。

命を預かっていると考えると
介護おそろしいので、
一個一個クリアしていこうと

淡々と毎日を送るしかないですね。


by koguma-nao | 2018-11-20 14:34 | 介護

植物染料を使った絞り染めの布を作る染色作家


by koguma-nao