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コグマ工房の植物染め教室、はじめての巻


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コグマ工房の植物染め教室
初めてのワークショップ無事おわりました。

準備から順に追ってブログに記したくて書いてましたが、
本気で燃え尽きてしまったので、
雑感を先に記させてください。

今回の教室には10人も申し込みくださいました。

"集客"ができたというのが、
本当にすごいことというのは
去年このブログを始めた頃の私には重々わかる事。

染色を誰かに見てもらいたいという感情、
でも、何をどうしたらよいか分からず、
悶々として、
作家と名乗る人と、
家で毎日サスペンス劇場を見てる自分との違いを
考えていました。

同期の卒業生が色々活躍し、
グループ展や公募展を行っていると、
葉書をもらって見に行くくらいの私でした。
やきもちもあり、羨ましいを通り越して
招待券が送られる立場、誇らしい気分
 
ある日、こんな気持ちが舞い降りてきた。

大学で課題を発表しあうのは楽しかった。
皆で評価しあうのは刺激的で楽しい。

活躍してる人以外は何をしているのか、

普段、作家活躍している人ではなく
普段は表現することから離れているような人、

普段仕事を忙しくしている方、
介護してたり子育てや主婦でも
驚きの個性を発揮するってのを目の当たりにして、
個性って面白い、一個の課題に対して、
それぞれ色々なアプローチがあると知りました。

それをまとめて発信する芸術家組織を作りたくなり、
普通のグループ展ではなく、
制約のある1つのお題に対して、
色々な作家が表現することを集めた展覧会

考えると面白いぞとワクワクが止まらず、
自分も何かできると思うとますます興奮してました。

いつかみんなでグループ展をするという話がありましたが、
それではなく、自分の企画展がしたい
全て自分のやれる範囲でやりたいと思い
まずギャラリーを押さえました。

自分が好きだなと思う作家仲間に声をかけて
お題を話して作品を送ってもらう。

相手に趣旨を話、
お金がかからぬように、
封筒に入れてもらうような大きさで、
返却も楽という形。

これを勝手きままに、一人でやりたくて
企画したのですが、、、

ちょうど同じ時期にグループ展を企画していた人がいたりして
賛同してくれた方には申し訳なかったのですが、
和を乱す結果となるのは悲しいので、
やめることにしました。

結果、押さえたギャラリーさんの好意で
自分の個展を開くことが出来たのが、
きっかけで今こうしていますが、

今まで他人頼りだった私が、
動き始めたきっかけなのですがね、、、

それならひとりしかないと、
ひとりでやろうと

和を乱すくらいなら、
ひとりで何もかもやるんだったら、
今いる仲間ではなく
SNSを通じた誰か知らない人とやったら?
と、アドバイスを下さる方がいたけど、

好きな友人とやりたいと思ってたのが、
始まりだったので
どうして知らない人とやらなくてはならないのか?と、
悲しくて、人望のなさに情けなくて
泣いてしまいました。

でも、今回一人の力ではなかった。
集まってくれた方々は
3か月前には知らなかった方々ばかりで、
SNSだけの告知で
顔も知らず来て下さった方もいて、
本当に涙がでる思いでした。

SNSでつながる、、って味気ないものだと思い込んでいましたが、
たまたま地方紙で知ったハンドメイド作家のための起業塾に参加し、
SNSの重要性を聞いても、
仲間を増やすように、この縁を大切にするようにお話し聞いても
全くピンときてませんでしたが、
今回なるほど、、、こういうことだったのだなと知りました。

「なりたい自分になる」という言葉は、
先日亡くなった小林麻央さんの言葉で有名ですが、

サルトルの『実存主義とは何か』の中で、
「実存は本質に先立つ」と、
ものは最初から使われ方がきまっているが、
人間はまず先に実存する。

人間の本質は、
後々の自分自身で作るものだと、
「人間はみずからつくるところのもの以外の何物でもない」
この言葉に、しっくりいってしまって好きだと思っているのですが、

お昼に座ってワイドショウを見た流れから、
サスペンス劇場を見る女性からの脱却。

なりたいと想像し、
わくわくした自分に近づいているのは、
たしかで、

それもこれも
これを読んでいただいている
皆さんのおかげだと思っている。















by koguma-nao | 2017-09-25 01:21 | ワークショップ

植物染料を使った絞り染めの布を作る染色作家


by koguma-nao